活動状況

 

    カンボジア王国シェムリアップ州教育使節団招聘
 平成20年より始めた本法人のカンボジア支援事業の活動拠点は、世界遺産アンコール遺跡のあるシェムリアップ市内とその周辺地域です。その間、平成21年には、チェイ小学校、22年には同じくチェイ小学校とアンコールクラウ小学校、23年にはスライン小学校とチョップ小学校の学校建設事業を実施し、その過程において州・市教育庁との協議を重ねてきました。州・市の両教育長とは、現状のカンボジア教育行政の課題を話し合う関係ができ、以前から日本の学校教育の現状を参考にしたい旨を聞かされてきました。
 本年10月、JSTの構想のもと、中学校をもたない5か村の中心アンコールクラウ村に新設中学校が開校する運びになりました。本法人においては、管理棟建設や運動場整備・体育施設建設、さらにソーラパネル設置による電力活用事業に着手し、当校の技術・技能教育振興の開学理念に協力する体制をつくり、支援をしています。さらに、これらの構想の具現化にあたっては、直接建設や開校の指揮を執るJSTや教育庁の意向を踏まえ、日本の学校現場のノウハウを活用するため、開校に係わったトップリーダーを日本に招待することになりました。

     招聘者 ○ JST(アンコール遺跡の保全と周辺地域の持続的発展のための人材支援機構)
                      代表 チア・ノル氏
          ○ シェムリアップ州教育長  オン・セレイディ氏
          ○ シェムリアップ市教育長  ポート・サムナン氏
          ○ シェムリアップ州教員養成学校校長  リーブ・オラ氏

   期 間        平成25年11月4日〜9日
   主な事業内容  ○ 設楽中学校参観  体育授業など参観・全校給食への参加
              ○ 蒲郡市 市長・教育長への表敬訪問
              ○ 蒲郡市 下水処理センター・給食センター・命の海科学館視察
              ○ 塩津小学校・三谷小学校・形原中学校参観
              ○ 蒲郡ロータリークラブ表敬訪問
               

     
 今回の主たる目的である学校参観において、日本の学校施設のすばらしさはもちろんのこと、特に先生方の指導技術や指導内容の質の高い授業を目のあたりにされ、みなさん一様に母国カンボジアでの教育改革への思いを強く持たれたようです。
 参観校・蒲郡市諸施設の皆さん方から日本ならではの「おもてなしのこころ」をいただけたこと、感謝いたします。

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